こんにちは。
さわやか整体院加藤です。
これまでの栄養シリーズでは、たんぱく質やビタミン・ミネラル、胃酸、そして健康な体をつくるための土台についてお話ししてきました。
栄養が不足すると、体は本来持っている力を十分に発揮できません。
そして、もう一つ見落とされやすいのが「血糖値の乱高下」です。
健康診断では異常がないのに、
・午後になると眠くなる
・食後に集中力が続かない
・夕方になると甘い物が食べたくなる
・疲れがなかなか取れない
・イライラしやすい
このようなお悩みはありませんか?
「年齢のせいかな…」
「仕事が忙しいから仕方ない。」
そう思われている方も多いのですが、実は血糖値の乱高下が関係していることがあります。
最近では、「血糖値スパイク」という言葉を耳にしたことがある方もいらっしゃるかもしれません。
血糖値スパイクとは、食後に血糖値が急激に上昇し、その後急激に下がる状態のことです。
もちろん、すべての不調が低血糖だけで説明できるわけではありません。
しかし、整体院でも食生活について伺うと、血糖値が乱れやすい生活習慣をされている方は少なくありません。
そこで今回からは、「低血糖シリーズ」として、血糖値と体調の関係について分かりやすくお話ししていきます。
血糖値とは?
私たちは食事をすると、ご飯やパン、麺類などに含まれる糖質が分解され、ブドウ糖になります。
このブドウ糖は血液によって全身へ運ばれ、筋肉や脳などのエネルギーとして利用されます。
血液中のブドウ糖の量を「血糖値」といいます。
血糖値は高すぎても低すぎても体に負担がかかるため、健康な人の体は一定の範囲に保たれるよう調整されています。
インスリンは血糖値の調整役
食事をすると血糖値が上がります。
すると膵臓から「インスリン」というホルモンが分泌されます。
インスリンは、血液中のブドウ糖を筋肉や肝臓などの細胞へ取り込み、エネルギーとして利用したり、必要に応じて蓄えたりする働きをしています。
つまり、血糖値を適切な範囲まで下げる「調整役」です。
本来は体にとって欠かせない大切なホルモンです。
しかし、お菓子やジュース、甘い飲み物など糖質を一度に多く摂ると、血糖値が急激に上昇します。
すると体は血糖値を急いで下げようとして、インスリンをたくさん分泌します。
その結果、今度は必要以上に血糖値が下がってしまうことがあります。
これが一般的に「低血糖」と呼ばれる状態です。
なぜ体調が悪くなるのでしょうか?
脳は、ブドウ糖を主なエネルギー源として働いています。
そのため血糖値が急に下がると、脳は「エネルギー不足だ」と判断します。
すると、
・食後なのに眠くなる
・会議や運転中に集中力が続かない
・昼食後、デスクワークで頭が働かない
・夕方になると急に疲れを感じる
・イライラしたり落ち着かなくなる
・甘い物が無性に食べたくなる
などの症状が現れることがあります。
もちろん、これらの症状は睡眠不足やストレス、栄養不足など他の原因でも起こります。
しかし、「血糖値の乱れ」が関係しているケースも少なくありません。
整体院でもよく感じることがあります
当院でも慢性的な肩こりや頭痛、疲労感で来院される方のお話を伺うと、
「朝はコーヒーだけです。」
「昼食は菓子パンだけで済ませています。」
「夕方になるとチョコレートがないと仕事になりません。」
という方がいらっしゃいます。
もちろん、肩こりや腰痛は骨格だけが原因ではありません。
筋肉を動かすにも、神経が正常に働くにも、安定したエネルギーが必要です。
整体によって体のバランスを整えることはとても大切です。
しかし、それと同じくらい、体の中でエネルギーを安定して作り出せる状態をつくることも健康には欠かせないと、当院では考えています。
まとめ
低血糖は、糖尿病の方だけの問題ではありません。
血糖値スパイクのように、食生活によって血糖値が大きく変動すると、疲れやすさや眠気、集中力の低下など、さまざまな不調につながることがあります。
慢性的な不調を改善するためには、骨格や筋肉だけでなく、栄養や血糖値など、体の中の働きにも目を向けることが大切です。
次回は、
「甘い物がやめられないのは意志が弱いからではありません」
をテーマに、甘い物が欲しくなる仕組みや、血糖値との関係について詳しくお話しします。
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