血糖値の乱高下が肩こり・頭痛・夜中に目が覚める原因になることもあります

「肩こりや頭痛がなかなか良くならない」

「夜中に何度も目が覚める」

「朝起きると腰が痛いけれど、動いているうちに楽になる」


このような不調があると、

姿勢が悪いから
筋肉が硬いから
枕が合っていないから

など、体の問題だけを考えることが多いと思います。


もちろん、姿勢や体の使い方、筋肉の緊張なども大切な原因です。


しかし実際に患者さんのお話を伺っていると、

食事の間隔が長い
甘い物をよく食べる
夜遅くに糖質中心の食事をする
夜中に何度も目が覚める

といったことが重なっている方も少なくありません。


そこで今回は、

血糖値の乱高下と、肩こり・頭痛・睡眠などの不調との関係

についてお話しします。


血糖値が下がると、体は何とか元に戻そうとします

血糖値は、低くなり過ぎないように体の中で調節されています。


血糖値が下がってくると、体は血糖値を維持するために、

アドレナリン
コルチゾール
グルカゴン

などのホルモンを働かせ、血糖値を上げようとします。

これは、脳や体を守るために必要な反応です。


ところが、甘い物や糖質の多い食事によって血糖値が急激に上がり、その後大きく下がることを繰り返していると、

そのたびに体は上記ホルモンを分泌させることになります。


上記ホルモンは神経を緊張させますので

動悸
冷や汗
手の震え
イライラ
不安感
集中力の低下
疲労感
頭痛

などが現れることがあります。


肩こりや首こりにも関係することがあります

血糖値が下がった時には、体を守るためにアドレナリンなどが分泌されます。

アドレナリンが働くこと自体は悪いことではありません。


しかし、こうした反応が何度も起こると、体が緊張しやすい状態になることがあります。


肩や首に力が入りやすい方では、

もともとの姿勢や体の使い方による負担に、体の緊張が加わる

ことで、肩こりや首こりを感じやすくなることも考えられます。


そのため当院では、慢性的な肩こりがある方を見る時に、

「肩の筋肉が硬いから」

ということだけで考えないようにしています。


姿勢や骨盤・背骨のバランスだけでなく、

睡眠
食事
疲労
ストレス
血糖値が乱れやすい食べ方

なども含めて見ていくことが大切だと考えています。


頭痛と血糖値の関係

低血糖の際にみられる症状の一つに、頭痛があります。


特に、

・朝食を抜いた時に頭痛がする
・食事の時間が遅くなると頭痛がする
・甘い物を食べた数時間後にだるさや頭痛が出る
・空腹になるとイライラしたり集中できなくなる

という方は、食事と症状が出る時間との関係を一度振り返ってみてもよいと思います。


もちろん、頭痛には首や肩の緊張、睡眠不足、眼精疲労、脱水などさまざまな原因があります。


そのため、

「頭痛=低血糖」ではありません。 ただ、何度も繰り返す頭痛を考える時に、食事や血糖値の変動という視点も持っておくことは大切です。


夜中に何度も目が覚める人は、夜間の血糖値も一つの視点です

「寝つきは悪くないのに、夜中に何度も目が覚める」

という方もいらっしゃいます。


睡眠中にも、脳や体はエネルギーを必要としています。


夜間に血糖値が下がり過ぎた場合、体は血糖値を維持しようとしてホルモンを働かせます。

そのため、夜間の低血糖は睡眠を妨げることがあります。


もちろん、夜中に目が覚める原因は、

ストレス
室温
飲酒
頻尿
睡眠時無呼吸
自律神経の乱れ

などさまざまです。

ですから、夜中に目が覚めるだけで低血糖と判断することはできません。


ただ、

・夜中に何度も目が覚める
・寝汗をかく
・朝起きても疲れが取れていない
・夕食が早く、朝食までの時間が長い
・夕食が糖質中心になりやすい

といったことが重なっている場合には、食生活も一度見直してみる価値があります。


「朝起きた時だけ腰が痛い」という方にも

当院で患者さんのお話を伺っていると、

「朝起きた時が一番腰が痛いけれど、動いているうちに楽になる」

という方もいらっしゃいます。


このような腰痛には、

寝姿勢
寝具
筋肉や関節の硬さ
前日の体の使い方

など、さまざまな原因があります。

そのため、朝の腰痛を低血糖だけで説明することはできません。


ただし、

・夜中に何度も目が覚める
・朝起きても疲れている
・寝汗をかく
・夕食から朝食までの時間が長い
・甘い物をよく食べる

なども一緒にみられる場合には、

夜間の睡眠状態や食事の取り方も含めて考えてみる

ことが大切です。

腰だけを施術しても繰り返してしまう場合には、こうした生活面に原因が隠れていることもあります。


ちなみに、ぎっくり腰や寝違えを繰り返す方も、低血糖が隠れていることもあります。


「体だけ」「栄養だけ」で考えないことが大切です

ここは、さわやか整体院が大切にしているところです。

例えば肩こりがあるからといって、

肩だけをほぐせばよいとは限りません。


骨盤や背骨のバランス
体の使い方
睡眠
食生活
ストレス

など、いくつもの要素が重なって現在の体調が作られています。


これは反対も同じです。

食生活だけ改善すれば、すべての肩こりや腰痛が治るわけでもありません。

体のバランスと生活習慣の両方を整えていくこと。

それが、慢性的な不調を根本から改善していくためには大切だと当院では考えています。


こんな方は食事との関係も振り返ってみてください

・食事を抜くと頭痛やだるさが出る

・空腹になるとイライラする

・夕方になると急に疲れる

・甘い物を食べると一時的に元気になる

・甘い物を食べた後、しばらくすると眠くなる

・肩こりや頭痛を繰り返している

・夜中に何度も目が覚める

・朝起きても疲れが取れていない

・朝起きた時に腰が痛く、動いていると楽になる

いくつか当てはまったからといって、低血糖だと決まるわけではありません。


しかし、これまで姿勢や筋肉の問題だけを考えてきた方は、

「食べ方や血糖値の変動も体調に関係しているかもしれない」

という視点を持ってみてもよいと思います。


では、血糖値を安定させるにはどう食べればよいのでしょうか?

ここまで読んで、

「では、甘い物を全部やめなければいけないの?」

と思った方もいるかもしれません。


必ずしもそうではありません。

大切なのは、

血糖値を急激に上げて、急激に下げるような食べ方をなるべく減らすことです。


例えば、

空腹時にいきなり甘い物を食べない
食事ではタンパク質から食べる
間食の取り方を工夫する
ナッツなどを上手に利用する

といった方法があります。


次回は、

「低血糖を防ぐ食べ方」

について、普段の生活ですぐ実践できる方法を詳しくお話しします。



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